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観戦記・ビデオ鑑賞

イグナシオの回避

USオープンやってますねー。スペインリーグとチャンピオンズリーグを見るためにDAZNに入っているので、ちょっとづつ見てます。

さて、ジェフリー・イグナシオとチャン・ユーランの試合は、相変わらずチャン・ユーランは上手いっすねー。

さて、今回は、試合序盤のチャン1-イグナシオ0のチャン・ユーランのセーフティ後の配置。イグナシオはここからどうしましょう?あ、実際は配置図よりも、実際は5がもう少しだけ左で、4に当てれるかどうか微妙って球です(当てたらスクラッチしますが…)

さぁ、どうしましょうか??ちなみに4はオープンです。

 

 

というわけで、これはセーフティーで返すというよりもショットがないようにするといった感じです。

 

 

ちなみに、この配置でチャンはやや無理攻めでバンクにいって、抜いて…といった感じでした。

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雑談

セーフティー

B級の人向けのセーフティーの練習方法です。書いたかも。

まずは、この形。手球の位置を上下にボール半分の範囲で少しづつ変えながら、20回くらいづつ撞いてみるといい気がします。

ちなみに8番に隠すパターンはかなり使いやすいですが、9に隠すようなパターン(厚み)は結構難しいと思います。

こんな形に残ることも多いです。相手がA下くらいまでならば、これでも悪くない形ですが、A上くらいの相手だと全く安心できません ><)

どうでしょう?このショットの自分の成功率を測ってもらえるといいかな、と。ちなみにネクストの球が手球の位置くらいにあって、しかも手球が上の長クッションに先に入るようなフリだったりするとかなり嫌です(テーブルによるけど)

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練習

セーフティー

さて、先日の記事にエコスさんより、「セーフティーの良い情報」ないですか?という問いがあったので、その回答がこのエントリな訳です。

が、しかし、です。

6年前からローテーションに取り組んでいる方に向けてわたしなんかがセーフティーのことなんて書けるわけないんですよね、実のところ。

というわけで、いつものようにこのブログのメインターゲットであるB級くらいの人向けの記事を書いてみましょう:->

ちなみに、セーフティーについてですが、ポケットビリヤードでもセーフティーについて考えるときには、ワンポケット、14.1、エイトボール、ナインボール・テンボール・ローテーションと大きく4つに話が別れますが、この記事はナインボール・テンボール・ローテーションをターゲットにしてます。

(そういえばキャロムでのセーフティーのエントリネタを仕込んだままずっと忘れてた、いつやろうかな)

さて、ナインボール(テンボール・ローテーション)のセーフティーですが、見てみると本当に記述がないですよね。セーフティーのセオリーっていうと、たまに雑誌のCUE’sでセーフティーの特集がチラっとあるだけ。あれだって本当は50ページくらいの特集にしてほしいんですが、残念ながらそうはなってないですよね。(書くの大変すぎ)

ちなみに書籍としてセーフティーについて役立ちそうな本を2冊上げておきます。

1つめは「ザ・プロブック」が翻訳されているBob Henningの「Pro Safeties!」、小さめの本ですが、セーフティーの練習パターンが100個載っているだけのものです。これを1から順にやっていくだけで、なんとなくセーフティーが分かった気になります。

アマゾンで売ってないのが残念ですが、なかなか良い本です。以前こちらで少し紹介を書きました。

ちなみにアマゾンだとKindleでAllan Sandという方の「Safety Toolbox」という本がありますが、こちらはおすすめしません。この著者は(買う価値があるという)基準を満たしていないとわたしは思ってます。

次に、現在最も価値のあるビリヤードのインストラクション本を書くPhil Capelleの「Play Your Nine & Ten Ball」です。ちなみにこの本は「Play Your Nine Ball」にいくつかのテンボールの試合のパターンを追加したものなので、セーフティー部分については「Play Your Nine Ball」でも構いません。以前こちらで少し紹介書きました。

こちらの本にはセーフティーの原則が書いてあります(そんなに難しいものじゃない)が、それよりも実戦でプロが行ったセーフティーがまとまっているので、それを実際に並べてみると良いでしょう。

ちなみに海外のサイトでもたいして参考になるページないんですよねー。セーフティーの原則って、結局、

1.手球か的球かどちらを動かすか決めろ(というのが基本)

2.厚み半分で両方をコントロールする球も大事。この加減を覚えよう

3.激薄当てて手球をほどよく転がす力加減は覚えないと駄目。

4.激厚で当てて、手球をわずかに横にスライドさせるのも大事。

みたいな感じですよね。もちろんこれ以外にもいろいろありますけど。

また、セーフティーも自分と相手のスキルレベルによって、ベタベタにいくのか、少し余裕を持つのかが変わってきたりしますし。

あとは、実戦配置を並べていろんなセーフティーを試して。そしてそのセーフティーに対して、今度は回された側と思って撞いてみることを試すということですよね?隠れていても簡単に返せる配置もあれば、当てるのも難しい配置もありますから。

って考えると、結局実戦配置がたくさん載っているページがほしいです。そして、それは意外とないと思います。プロの試合とか見ていてセーフティーやセーフティー返しがあったら、その配置をノートに書き出すなんてのは昔やってたことありましたけど、今だったらごく最近できたページですが、こちらでしょうか?こんなに新しいサイトをおすすめせざるをえないというのが、インターネット上の情報の貧弱さでしょうか(もしくはわたしの情報収集能力)

ここにあるセーフティー配置を並べて自分でいろいろ試してみる(セーフティーする側)、そしてそれぞれの配置に対して受け側(セーフティーされた側)で撞いてみる、というのをやるしかないんじゃないかなー、と思います。

と、まぁ、エコスさんに対して全然答えになってないエントリでした^^;;

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観戦記・ビデオ鑑賞

ゴメスvsオルコロ

今年のダービー・シティからのナインボールの試合。ロベルト・ゴメス対デニス・オルコロの試合からセーフティーを配置図に起こしてみました。

ゴメス超速ですね。しかし、テクニックはオルコロが上でしょうか。この試合、ラックシート不使用なんですが、オルコロがブレイクをいろいろ工夫してます。負けそうなのに、いろいろ試すってすごいなー。

まず、オルコロのブレイクノーインからのゴメスの選択。右下へのカットだけでなく、右上のコーナーバンクも厚みがない配置です。

うん。このパターンですよね。

 

そして、その返しの配置。

これ、実際には図よりも少し上に6がある(たぶん)ので、直接は全然ない配置で、オルコロの選択です。

ここからやることは決まってますよね。

はい。決まっていてもできるかどうかは別問題。オルコロはさすが。

続いて、ゴメスのシュートミスからのオルコロの手番。

シュートはありそうですが、難しい上に、いったとしても、その後に何かに隠れる可能性がありそうです。セーフティーは3択くらいでしょうか?2を短に1クッションで手球を下方向に、2の右側に薄めに触って、手球を右の短、下の長で手球を5の裏に。最後の一つは..

ここからオルコロは..

そうそう。それそれ。ベタピン具合がたまりません。

 

 

オルコロが5から6への出しにミスった後の配置。6を入れるのは簡単ですが、ポジションを考慮すると難しい配置。


ここからどうしましょう?


うん。一番基本のヤツですね。さくっと私にはできません。我慢して激薄カットで勝負しちゃいます。この手球と8へのくっつき具合がトッププロクオリティですよね。

 

次はオルコロのセーフティーややミスからのゴメスの配置。3は右上に通っていません。

思いつくけど嫌なセーフティー。もうちょっと厚めにいって、3を上の長、右の短、下の長から上の長で8裏あたりに隠すというのもあるかもしれませんが、手球のコントロールが適当になりすぎそう。

それに対するオルコロの返しです。難しいヤツ。自分がやると3の左にあてたいとか思うんですがほとんど厚みないので、3の右に薄くでしょうか?

というわけで、あの配置にしてはかなり良い返し。ちなみに本当は図よりも4が少し上にあって、3の入れがありません。

うーん、試しにかいてみたけど、配置図を正確に作るのは大変ですね。配置図プログラムの修正が必要です(今はオブジェクトのセーブ機能がないので作らなきゃ) ><)

ただ、セーフティーの配置図起こしは上級者の方も楽しんでもらえそうかな、とは思ってます。

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雑談

あなたならどうする?

(10/06 16:00頃修正)

ボーニングとパグラヤンのマネーゲームの配置。

序盤すぐ、パグラヤンのセーフティーミスからのボーニングの手番。

手球は上の短クッションの真ん中で、次は右サイドポケット手前の2番です。3番は左上のあたりです。

どうしましょう?

ちなみにボーニングはセーフティをここから行います。

 

(以下修正)

というわけで、動画が消えていたので記憶で書いていますが^^;;;ここからのセーフティーは手球が長→短で下の9にぴったり。

2番はこんな感じの2クッションかな(右の長→下の短から)、作図してみたけど、3クッションな気もします(右の長、下の短、左の長)

 

ここから、当てがほぼなかったので、パグラヤンはフットあたりにある5番をサイド前の4番にからめてトラブルを作り、ボーニングは手球フリーから2番を4番にキスさせながら左サイドインで、トラブルを崩しながら取りきってましたー。

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練習

B級になりたての人くらいにオススメセーフティー練習ネタ

さて、「下級者がセーフティーの練習をして欲しい」というか、「使うなら多少は練習して欲しい」と私は考えているのですが、たまに聞く「セーフティーの練習ってどうするの?」というものの答えがよく分かりません。

ただ、しばしばこの練習を頭をヒネリながらやってる人を見かけることがあります。

めっちゃ難しい!

わたしのオススメは成功率が高くかつ、使いやすいものの練習ですね。とりあえず緊急回避はできそう。結構簡単なパターン。

 

見た目よりも簡単なのがこれ。ただ、力加減は大事。

 

厚みの見方さえ覚えておけば難しくない(どこかで昔書いたと思ったけど、どこか忘れたんでまた今度書こう)  パターン。ただし、黄色が短クッションから、戻る時に手球にぶつかっちゃったり、とかある。決まれば返すのが難しいけど。 

と思ったら、似た記事昔書いてました!!

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雑談

取りきれないのにセーフティー使うなんて

別のネタを書いていたのですが、ツッコミが容易に想定されたのでそのツッコミについて先に書くことにしてみました^^;;

よくありますよね?

「取り切れもしないのに、セーフティーなんてしない方が良い」

この件。

特にC級の人に対してよく使われますが、B級の人に対しても使われると思います。

あれ?これ言い方違いませんか?

 

この文章を読む度に思うのは、「んじゃ、3連発したことない人は3先の試合出ちゃダメ?」ってことです。別に3連発したことなくても、3先の試合でバンキングしてもいいし、マスワリしたことない人でもブレイクしていいんじゃないでしょうか?

そう考えると、「取り切れもしないのに、セーフティーなんてしない方が良い」ってのは違うんじゃないでしょうか?(もしくは上の極端な例にも同意するのか?)

たぶん、多くの人はそうではない、と思います。

「下級者がセーフティーするのを、わたしはなんか嫌いだ」

これじゃないでしょうか?

人は多くの場合にもっともらしい理由を並ばますが、直感的に嫌いなものや、他の理由で選んだものでも、後から(←本人は気づかない)合理化して理由を述べるものです。

結局、理由なんてあんまり意味がないってことはしばしばあります。

なので、

「下級者がセーフティーするのは嫌いだ」

と素直に言えばいいんじゃないでしょうか?

ちなみにわたしは下級者のセーフティーは嫌いじゃないですが、練習を一度もしたことない人にいきなりセーフティーされるのは好きじゃないです:->

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観戦記・ビデオ鑑賞

オリバー・メデニラvsロドニー・モリス

よくあるセーフティーとその返し:->

メデニラはセーフティに2分くらいかけてます:-> 

 

モリスはいろいろあっさり^^;;

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観戦記・ビデオ鑑賞

アーチャーvsイモネンのセーフティー合戦

セーフティー合戦というのは楽しいものとあまり楽しくないものがあります。

しかーし、たまにこういうセーフティー合戦になりますよねー。

この試合は意外とすんなり決着するんですが^^;;;;

こういうのは頭の片隅に入れておきたいですよねー。

あと、やっぱりセーフティー合戦後は要注意ということですね。

 

あ、せっかくだから有名な方のもつけときます:->

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練習

セーフティーとその返し

ちょうど、アメリカでUS Open 9ballがはじまりますねー。

さて、今年は誰が来るんでしょうか?ボーニング?それともカー兄弟?

アップルトンやホーマンもまだまだ力ありますし、フェイエン、オーシャンといったところも可能性がありそうですし、オルコロも期待ですよねー。決勝でオルコロvsボーニングとかいろいろ熱そうです:->

さて、先日、Fumyさんがブログで、およそ下のような記事の配置を書いてました。(ブログ記事を見ないで記憶で配置図書いたので、多少ちがってます^^;;)

※ちなみに、6がもう少しクッション際にあって、サイドへの腹切りバンクがおそらく無理な配置でした。少なくとも私が並べた配置では無理でした(超ハードショットなど、特殊なことをすればあるかもしれませんが)

IMG_0616

これ、自分の第一案のセーフティーを線で書いてありますが、よく考えると、相手が格下&セーフティー苦手という限定なら、手球を6にくっつけるようなセーフティーもありかもしれません。やるのは楽。

実際どうなんでしょうか?

 

たしかに6にくっつけるのは超楽なんですが、ぴったりくっつくわけではないので、その後に図のように6を下に流すセーフティーがめちゃくちゃ簡単でした。

うーん、やっぱりやるのは楽なんですが、その後にあまりいい形にならないですね。

 

ちなみにこの6を下に流す形のセーフティーは分かってはいたものの手球と的球の距離が増すととたんに難易度が増しますねー。このあたりは実際にその配置で転がしてみないと分からないところです。